今回は、株式会社ラック 川口 洋 氏に、セキュリティオペレーションセンター等でのセキュリティ人材育成について話を聞いた。
「現実の運用で問題なのは、防御性能もさることながら、過剰検知というか誤検知ですね、正常系をブロックしてしまう、これがとても問題です」
「実はレンタルサーバーにWAFって結構入ってまして、さくらも入ってますし。だからうまく活用していただければ、あとSQLインジェクションくらいは止めてくれると思うんで、それだけでもだいぶ違いますよね」
「私は格差社会って言葉を2008年くらいから使っているんですけど、強固なサイトと弱いサイトの格差がどんどん広がる一方なんですね、これはもう縮まるというのはまだ今のところ兆候がなくて、強固なサイトと弱いサイトの差がどんどん広がると」
水道局のシステムへの大きな被害が予測されるような攻撃が、日本国内の制御システムに対しても矛先が向けられていることは明らかなのです。
Webサイトに対する攻撃の防御手段としてWAF(Web Application Firewall)が注目されている。以前からWAFの評価や導入に広く携わっている、HASHコンサルティング株式会社の徳丸浩氏にWAFについてのお話を伺った。
トレンドマイクロが制御システムを狙うサイバー攻撃を探るおとり調査を実施した結果、攻撃者から「おとり」に対して仕掛けられた攻撃は、現実に存在する社会インフラに甚大な被害をもたらし得るものでした。
標的型サイバー攻撃の目的は、機密情報の窃取であり、組織内への「侵入」ではありません。このため、自社にとっての機密情報とは何か、守るべき情報資産とは何かを考え、侵入を前提とした対策を講じることが重要です。
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