根本原因にメス、暗号資産取り締まりに着手 国際ランサムウェア対策サミット | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

根本原因にメス、暗号資産取り締まりに着手 国際ランサムウェア対策サミット

 ホワイトハウス主催の第 2 回「国際ランサムウェア対策イニシアティブ(International Counter Ransomware Initiative)」サミットが終了し、今年は 36か国のグループが、ランサムウェア運用資金としての仮想通貨の利用を取り締まる意向であると明らかにした。

国際
根本原因にメス、暗号資産取り締まりに着手 国際ランサムウェア対策サミット

 ホワイトハウス主催の第 2 回「国際ランサムウェア対策イニシアティブ(International Counter Ransomware Initiative)」サミットが終了し、今年は 36か国のグループが、ランサムウェア運用資金としての仮想通貨の利用を取り締まる意向であると明らかにした。

 昨年のサミットは、この方向への実行可能で具体的な措置がはるかに少ないまま終了した。「不正金融への対策」が優先事項であることを示しながら、ランサムウェア対策イニシアチブ( CRI:Countering Ransomware Initiative )が仮想通貨に焦点を当てていると具体的に述べることなく共同声明が締めくくられたためだ。今回のサミットには、より直接的で明確な姿勢がうかがえる

 サミット主催者のホワイトハウスは CRIグループの計画について、「ランサムウェアを使用する攻撃者に対し、仮想通貨のエコシステムを利用できないようにする共同措置を講じる」予定であると述べた。CRI は、新しい戦略の一部に、ランサムウェアの資金洗浄に使用されている既知の仮想通貨ウォレットに関する情報共有があると述べた。


《The Register》

編集部おすすめの記事

特集

国際 アクセスランキング

  1. 悪夢の検証 大英図書館ランサムウェア ~ 過ちが語る普遍的な物語

    悪夢の検証 大英図書館ランサムウェア ~ 過ちが語る普遍的な物語

  2. サイバー犯罪者がある種の道徳的指針を持つ時代は過ぎ去った

    サイバー犯罪者がある種の道徳的指針を持つ時代は過ぎ去った

  3. バイデン大統領、予算教書で CISA の資金を 30 億ドルに増額 ~ さらに医療サイバーセキュリティに約 15 億ドル要求

    バイデン大統領、予算教書で CISA の資金を 30 億ドルに増額 ~ さらに医療サイバーセキュリティに約 15 億ドル要求

  4. CrowdStrike Blog:APT 攻撃に立ち向かう~世界のサイバー攻撃者リスト

  5. 勤務時間外の上司のメールは懲役 ~ 豪 つながらない権利法案 性急な法制化

  6. 台湾が Zoom を嫌う理由

  7. ボーイング、部品流通事業へのサイバー攻撃発生を認める

  8. マイクロソフト「警告を受けなかったと言わせない」Basic 認証無効化期限迫る

  9. AWSスタッフ、刑務所みたいなオフィスをTikTokで自慢

  10. IT業界、女性の平等実現まであと283年

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×