より危険な目的に転用可能なAndroidマルウェアを発見(チェック・ポイント) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

より危険な目的に転用可能なAndroidマルウェアを発見(チェック・ポイント)

チェック・ポイントは、同社の脅威情報部門であるCheck Point Researchが、世界で2,500万台、インドだけで1,500万台のモバイル・デバイスに密かに感染している新たなモバイル・マルウェアを発見したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は7月17日、同社の脅威情報部門であるCheck Point Researchが、世界で2,500万台、インドだけで1,500万台のモバイル・デバイスに密かに感染している新たなモバイル・マルウェアを発見したと発表した。映画「マトリックス」にちなみ「Agent Smith」と名付けられたこのマルウェアは、現在は金銭的利益目的の詐欺的な広告表示に使用されているが、はるかに有害性の高い目的にも容易に転用できるとしている。

このマルウェアは、Google関連のアプリに偽装され、Android OSに存在する既知の脆弱性を悪用し、ユーザの同意や操作を必要とすることなく、インストール済みのアプリを不正なバージョンに入れ替える。元々の感染源は、人気のサードパーティ・アプリ・ストア9Appsであり、主にヒンディー語、アラビア語、ロシア語、インドネシア語を解するユーザを標的としている。現在はインドを中心に、パキスタンやバングラデシュなどのアジア諸国のユーザに被害が広がっている。また、英国やオーストラリア、米国でも、少なからず感染被害が確認されている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×