カードやQRコード代替、指静脈認証決済 実証実験(エブリイ、東芝テック、アララ、日立) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

カードやQRコード代替、指静脈認証決済 実証実験(エブリイ、東芝テック、アララ、日立)

エブリイ、東芝テック、アララ、日立の4社は、指静脈認証を活用したキャッシュレス決済の実証実験を2019年5月7日から7月19日まで実施すると発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
株式会社エブリイ、東芝テック株式会社、アララ株式会社、株式会社日立製作所(日立)の4社は3月4日、指静脈認証を活用したキャッシュレス決済の実証実験を2019年5月7日から7月19日まで実施すると発表した。これは、カードの代わりとなり、より利便性が高く安全な認証手段として、生体認証への期待が高まっていることを受けたもの。

本実証実験では、東芝テックのPOSシステムと、そのPOSに標準採用されているアララの電子マネーシステム、日立の指静脈認証システムを組み合わせて決済システムを構築し、現在アララの電子マネーシステムを導入しているエブリイの店舗でその有効性を検証すり。具体的には、エブリイのプリペイド式ハウスカード「エブリカ」と指静脈による生体情報を紐付け、認証を実施する。

なお、商用化にあたっては、日立の独自技術であるPBI(Public Biometrics Infrastructure)を活用する予定。PBIは従来の生体認証技術と異なり、指静脈などの生体情報自体を保存する必要がないため、漏えいリスクを最小化できる。これによりユーザは、認証基盤に登録した指をかざすだけで本人認証ができるため、カードやスマートデバイスを持ち歩くことなく、より安全に決済を行うことが可能となり、利便性の向上とともに、他人利用による決済を防止する。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×