2016年度の法人向け事業戦略を発表「ようやくソリューションが揃った」(トレンドマイクロ)

2016年3月28日(月) 08時00分
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「サーバ」「ネットワーク」「ユーザ」の3つのレイヤーで保護
検知、対処、防御のセキュリティライフサイクルと可視化によるコントロールの画像
検知、対処、防御のセキュリティライフサイクルと可視化によるコントロール
日本市場での法人向けビジネス戦略の画像
日本市場での法人向けビジネス戦略
大三川彰彦氏(左)とエバ・チェン氏(右)の画像
大三川彰彦氏(左)とエバ・チェン氏(右)
トレンドマイクロ株式会社は3月24日、2016年の法人向け事業戦略を発表した。「企業課題を解決する次世代型セキュリティ」と題する発表を行った同社代表取締役社長 兼 CEOであるエバ・チェン氏は、より洗練されターゲットに特化した攻撃とアンダーグラウンドの経済によって脅威が増大しており、ハイインパクトなセキュリティインシデントが多発するようになったと指摘。一方で現在の企業環境の特徴として、業務環境の仮想化、ハイブリッド戦略が進み、モバイル端末の増加を挙げた。

そこでエバ氏は、現在の企業には多層かつ連携した次世代型セキュリティが必要であるとして、その領域を「サーバ」「ネットワーク」「ユーザ」の3つに分けた。そこに求められるセキュリティは、サーバにおいては自動的に実装や運用ができる環境への最適化、コンテキストアウェアの防御による包括的な管理、ネットワークにおいては高度な脅威をワイヤースピードで検知しブロックすること、East-Westトラフィックを監視し疑わしい挙動と通信を分析、Deep Content inspection、迅速な脆弱性対策を挙げた。

ユーザにおいては、さまざまな技術を用いて、どのような端末がどこにあってもユーザの行動を守ることを挙げた。これらの実現には一元的な可視化が必要となるが、同社はようやくすべてに対応するソリューションを完成させたとエバ氏は述べ、検知、対処、防御のセキュリティライフサイクルと可視化によるコントロールといった次世代型セキュリティを提供できるようになったとした。

その上で大きなポイントとなったのが、TippingPointの買収であるとした。トレンドマイクロの「Deep Discovery」の高度な脅威の検知と、「TippingPoint IPS」のワイヤースピードでの防御を組み合わせることにより、ネットワークセキュリティ市場におけるポジションを確立するとともに、「ZERO DAY INITIATIVE」の脆弱性発見能力、「DVLabs」のゼロデイ脆弱性フィルター提供能力を「TREND MICRO SMART Protection Network」に組み合わせるとした。

同社の取締役副社長である大三川彰彦氏は、「日本市場での法人向けビジネス戦略」として、「グローバルのアライアンスパートナーシップと国内のパートナー協業を融合し、顧客環境に最適なセキュリティを展開」を基本方針に挙げ、「次世代技術の連携:自社製品間の連携、他社製品との連携」「運用監視サービスの拡充:エンタープライズ向けと中小規模向け」「ユーザ企業アプローチ強化:個々の顧客に最適なパートナー協働」に注力するとした。
《吉澤 亨史》

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