同社RSA事業本部 マーケティング部の部長である水村明博氏によると、ワークショップの最大の目的はサイバーセキュリティ技術者の育成であり、そのために「Capture The Flag(CTF)」という名前がついているが一般的なサーバの攻守ではなく、通信パケットに隠されたインシデントを発見し原因を突き止め、対処するまでの技術を競うものとなっているという。CTFというよりSOCのシミュレーションという感じだ。
回答者は1人に1台のPCが用意され、仮想の製薬会社のSOCチームとして問題を解いていく。ツールとして、「RSA Security Analytics」や「RSA ECAT」を利用できる。制限時間は2時間。
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。
幸いなことに、これらの履歴書の情報はほとんどの場合少なくとも 10 年前のものだが、それでも個人情報が多く含まれていることには変わりない。