内部不正の約6割は「うっかり」、故意の不正行為は約4割--実態調査(IPA)

2016年3月4日(金) 08時00分
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は3月3日、「内部不正による情報セキュリティインシデント実態調査」の報告書を公開した。これは、内部不正の発生、およびその対策の実施状況などを把握し、内部不正の防止に向けた環境整備を促すために実施したもの。2015年11月25日~11月30日、業種別・従業員数別に抽出した民間企業における従業員等3,652名、および内部不正の経験者200名を対象に、Webアンケートにより実施した。

調査結果によると、内部不正経験者の行為の理由は「うっかり違反した」が40.5%、「ルールを知らずに違反した」が17.5%と、全体の約6割は「うっかり」によるものだったが、42.0%は故意に内部不正を行っており、その理由は「業務が忙しく、終わらせるために持ち出す必要があった」が16.0%、「処遇や待遇に不満があった」が11.0%などとなっている。

情報の持ち出し手段は「USBメモリ」がもっとも多く、内部不正経験者すべてでは43.6%、故意のケースでは53.0%と半数を超えた。2位はともに「電子メール」、3位は前者が「パソコン」、後者は「紙媒体」であった。内部不正経験者の職務を尋ねたところ、51.0%がシステム管理者(兼務を含む)であった。報告書では、実態と合わせて対策についても紹介している。
《吉澤 亨史》

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