光ファイバのデータ伝送実験で毎秒2ペタビットの超大容量伝送に成功(KDDI研究所) | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

光ファイバのデータ伝送実験で毎秒2ペタビットの超大容量伝送に成功(KDDI研究所)

 KDDI研究所は1日、光ファイバのデータ伝送実験において、毎秒2ペタビット(Pbps)の超大容量伝送に成功したことを発表した。従来の世界最大容量の約2倍をした。

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 KDDI研究所は1日、光ファイバのデータ伝送実験において、毎秒2ペタビット(Pbps)の超大容量伝送に成功したことを発表した。従来の世界最大容量の約2倍をした。

 2Pbpsは、ブルーレイディスク(1枚25GB)なら1万枚分、4K映像(1時間16GB)なら約1万5千時間分を、1秒で伝送可能な速度となる。2,000Tbps、200万Gbpsに相当する速度だ。

 データ伝送に必要な信号帯域を極限まで狭くする「スーパーナイキスト波長多重伝送技術」で、360波長に多重した。さらに「マルチコア・マルチモード光ファイバ」により、1本の光ファイバ内に6つの異なる伝搬モードと19個のコアにより114の空間多重を行った。これにより、2Pbpsを達成した。なお、この伝送容量は商用の光ファイバシステム(太平洋横断海底ケーブルシステムFASTER)と比べると、約200倍となる。

 今後は実用化に向けた検討を進める。

光ファイバで2ペタビットの伝送に成功、ブルーレイ1万枚を1秒で……KDDI研

《冨岡晶@RBB TODAY》

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