アドウェアとトロイの木馬の機能を持つマルウェア、Google Playで確認(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

アドウェアとトロイの木馬の機能を持つマルウェア、Google Playで確認(Dr.WEB)

Dr.WEBは、さまざまな情報を盗み出す悪意のあるプログラム「Android.DownLoader.171.origin」が正規のプログラム「KKBrowser」としてGoogle Playで配信されていたと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は7月24日、さまざまな情報を盗み出す悪意のあるプログラム「Android.DownLoader.171.origin」が正規のプログラム「KKBrowser」としてGoogle Playで配信されていたと発表した。これは同社のセキュリティリサーチャーが発見したもので、すでに10~50万回ダウンロードされていた。Baiduやqq、360cnといった中国の配信サイトを合わせると、ダウンロード回数は1,500万回を超えるという。

このプログラムは、アドウェアとダウンローダー型トロイの木馬の両機能を併せ持つことが特徴。インストールされるとリモートC&Cサーバに接続してサイバー犯罪者の指定したアプリケーションをダウンロードする。同プログラムがルート権限を持っていた場合、それらアプリケーションは自動的にインストールされる。また、ステータスバーに偽のメール通知を表示させることができ、ユーザが通知をタップしてしまうとサイバー犯罪者の指定したサイトがブラウザウィンドウで開く。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×