第四章 トークン
オレは、まんまとワンタイムパスワードのトークンを手に入れた。
パソコンを開いてネットに接続する。そこからアメリカのVPNに入り、バカ社長の口座にアクセスした。
ID、パスワード、そしてワンタイムパスワードを入力すると見事にログインできた。これでここにある金をいただける。
三千万ドル!
だが、全部いただくわけにはいかない。一定金額以上の送金を指定すると、電話で確認されるのだ。そんなことをされたら困る。オレは、控えめな金額を指定した。これくらいなら、大丈夫なはずだ。
まんまとワンタイムパスワードのトークンを手に入れた。アメリカのVPNに入り、バカ社長の口座にアクセスした。これでここにある金をいただける。 三千万ドル!
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。
幸いなことに、これらの履歴書の情報はほとんどの場合少なくとも 10 年前のものだが、それでも個人情報が多く含まれていることには変わりない。
大英図書館には多くの個性がある。独特の複雑な役割分担があり、それは法律で独自に規制されている。別の見方をすれば、ITインフラストラクチャは古くから確立されたコアサービスとの間でリソースを奪い合い、しばしば失敗するという点で、国やその他の大規模な組織の典型である。大英図書館の状況も、うまくいかないことの壮大な例にすぎない。