2013年は大卒理系の採用見込増加傾向(ディスコ) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

2013年は大卒理系の採用見込増加傾向(ディスコ)

 ディスコは12月16日、全国の主要企業を対象に、2013年3月卒業予定者等の「採用活動に関する企業調査」を行った結果を公開した。新卒採用見込みは、全属性の総合で「増減なし」が48.3%を占めた。

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 ディスコは12月16日、全国の主要企業を対象に、2013年3月卒業予定者等の「採用活動に関する企業調査」を行った結果を公開した。

 同調査は、全国の主要企業15,065社(従業員300人未満:666社、300~999人:338社、1,000人以上:259社)を対象に、2012年3月卒業予定者および2013年3月卒業予定者の採用活動に関する調査をインターネットで実施。調査期間は11月28日〜12月6日、回答数は1,263社。

 新卒採用見込みは、全属性の総合で「増減なし」が48.3%を占めた。全体、従業員規模別で見ると、それぞれ「増加」が「減少」を大きく上回っている。なかでも大卒理系の採用見込みが他の属性に比べ「増加」「増減なし」ともに前年からの伸び幅が大きく、それぞれ1.4ポイント、4.1ポイントの増加となっている。

 選考開始時期について聞いた質問では、全体で25.3%が「4月上旬」と回答しており、従業員規模別では、1,000人以上の大手企業で4月に集中する傾向に対し、300人未満の中小企業では、昨年に比べ7月以降も増加している。内定(「内々定」を含む)の開始時期については「4月下旬」が15.6%ともっとも多く、内定提示のピークが4月になる点は例年と変わらない一方、「7月以降」(13.2%)も中小企業を中心に増える見込みとなっているという。

 広報活動が例年より2カ月遅れたことによる懸念点を聞いた質問で、もっとも多かったのは「学生の企業理解・業界理解の不足」(42.3%)、次いで「採用戦線の予測が困難」(42.2%)だった。このほか回答が多かった項目を従業員規模別に見ると、大手企業は「学生の企業理解・業界理解の不足」「エントリー学生の減少」と回答。一方で、中小企業は「特に懸念はない」が40%近くを占めている。

 2012年3月卒業予定者の選考状況について聞いた質問では、調査時点で採用活動を「終了した」のは全体の72.6%だった。前年10月に行った調査で「終了した」が72.2%だったことから、約2カ月遅れて進行しているといえる。東日本大震災の影響で選考開始を遅らせた企業があり、長期化している様子が伺えるとしている。

2013採用に関する企業調査、大卒理系の採用見込みが増加傾向

《前田 有香@リセマム》

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